【中国・上海】お部屋からの絶景に感動!グランドハイアット上海に宿泊&レビュー

中国

上海にはドミトリータイプの宿から高級ホテルまで多くの宿泊施設があり、理想のホテル選びに迷ってしまう方も多いはず。

そんな中、今回紹介するホテルは上海の超高層ビルが立ち並ぶ浦東地区にあり、各観光地へのアクセスも良好、お部屋からの夜景は息をのむ美しさで評価が高い5つ星ホテル「グランドハイアット上海」です。

実際に宿泊してみて感じた事や、設備等の評価をご紹介していきます。

解説の前に:中国のホテル事情

中国でホテルに宿泊する際、中国独特の習慣やルールがあります。それらを知らないと最悪の場合、宿泊できない事態に陥る可能性もあるので、最低限の知識は頭に入れておきたいところです。

  • 要注意!外国人が宿泊できないホテルがある
  • 条例によりアメニティが置いていないホテルがある
  • なにかとパスポートが必要になる

要注意!外国人が宿泊できないホテルがある

中国を旅行する外国人観光客にとって特に注意しなければならないポイントです。

星なしの庶民的なホテルや、「経済型ホテル」といわれるチェーン展開されているエコノミーホテルの一部は、外国人が宿泊できない施設があります。中国では外国人の宿泊に関して条件を設定しており、パスポートのデータを公安当局に提出する義務があります。その提出用のオンライン端末が設置されていないホテルは外国人の宿泊が認められていないため、宿泊できないということになります。

一見、観光地にある設備の整ったホテルでも、外国人の宿泊が不可能な場合があるので要注意です。

さらに厄介なのが、こういった外国人不可のホテルであるにも関わらず、ホテル予約サイトで予約ができてしまうという点。たとえ日本で予約をしていたとしても、当日チェックインをしようとフロントに行くと門前払いを食らうことになります。

みーちゃん
みーちゃん

立地の良さや設備の豊富さは全く関係ありません。事前に宿泊できるか確認しておくことが大切です。

ではどのようにして外国人の宿泊可能ホテルを見つけるかですが、下記を基準にすればよいと思います。

  • 3ッ星以上のホテルを予約する
  • ホテルクチコミ欄に外国人の宿泊クチコミがある
  • ホテルに直接連絡し確認する
  • ホテルウェブサイトに「内宾」と表示されている場合は外国人の宿泊不可

3ッ星以上のホテルに関しては、ほぼ問題なく提出用オンライン端末を設置しているので、トラブルになることは少ないでしょう。今回ご紹介するグランドハイアット上海は5ッ星ホテルであり、外国人宿泊も可能なので安心してご利用できます。

また、ホテルクチコミ欄に外国人の宿泊したクチコミがあれば、以前に外国人が利用したのは確実なので安心です。メールなどお問合わせが可能であれば質問するのも手になります。

条例によりアメニティが置いていないホテルがある

上海では2019年7月1日から「上海市生活ゴミ管理条例」が施行され、ゴミの分別が厳格化されるようになりました。それに伴いホテルでも使い捨て歯ブラシなどのアメニティ配布の制限が開始されました。対応はホテルによって様々ですが、アメニティを全て廃止しているホテルもあるため、事前に確認しておくか念のため必要なものは持参していった方が安心です。

なにかとパスポートが必要になる

外国人の宿泊の際は、パスポートの提示が必須となります。これはパスポート情報をデータを公安当局に提出する義務がホテルにあるためです。

パスポートの提示はホテルだけではなく、観光ツアー参加や施設入場券購入時など、中国国内で行動する際にあらゆる場所で提示を求められるので、常に携帯しておくことをおすすめします。

グランドハイアット上海解説

住所Jin Mao Tower,88 Century Avenue,Pudong, 上海,200121 中国
最寄り駅地下鉄2号線「陸家嘴駅」。下車後徒歩5分
ホテル内施設レストラン、ランドリー、プール、フィットネスセンター、会議・宴会施設、駐車場(無料)
チェックイン受付、オンラインどちらも可能
支払いクレジットカード(日本発行のクレカ対応)が好まれる
言語中国語、英語※日本語は不可
インターネット接続ホテルWIFIが通っているが、中国の情報統制のため多くのアプリは使用できません。各自準備してきた方法で接続推奨。

上海の超高層ビル群が立ち並ぶ浦東地区にあるグランドハイアット上海は、旅行者にとって便利なエリアにあります。

金茂大厦(ジンマオタワー)のなかに入っているグランドハイアット上海は、ビルの高さがなんと420,5mの88階建という恐ろしく高い建物です。!その中の53階から88階にホテルがあり、最上階は展望台(有料)があり上海の町を一望することができます。

今回私が宿泊したお部屋は55階にある「リバービュールーム」。価格は2025年5月の宿泊で1泊約27,000円でした。

基本的にスタンダードルームは下層階にあり、デラックスルームになるほど上層階となります。当然上層階になる程価格は高くなりますが、その分お部屋のグレードは良くなります。

どのグレードのお部屋も魅力的ですが、「リバービュールーム」と謳っているお部屋が特におすすめ。

グランドハイアット上海は浦東地区に建っており、上海を流れる大河「黄浦江」の東側にあります。一方、ヨーロッパ建築が黄浦江沿いに並ぶ外灘や、上海一の繁華街である南京路は川を挟んで西側にあるため、リバービュールームを指定することによって、上海中心部を眺めることができるお部屋を予約することができます。

みーちゃん
みーちゃん

同じグレードのお部屋でも、リバービュールームは1泊数千円値上がりします。しかし上海中心部の景色は素晴らしいため、数千円支払う価値は十分にあります。

上海名物の3大高層タワー。左から金茂大厦(ジンマオタワー)、真ん中は上海ワールド・フィナンシャル・センター、右側は上海中心(上海タワー)が立ち並びます。それぞれのタワーには展望台があり、どの展望台も絶景が鑑賞できます。グランドハイアット上海は画像左の金茂大厦(ジンマオタワー)の上層階に位置しています。

ジンマオタワーの入口は1階ですが、グランドハイアット上海のロビーは54階にあります。1階でホテルロビー直通のエレベーターに乗って54階へ向かいます。

エレベーター内と外は金色で塗られており高級感が漂います。

フロントの対面は待合室となっています。規模は大きくありませんが、大きな窓に沿って座席が設置されており、開放感があります。私の宿泊時はあいにく曇り空でしたが、晴れの日は上海の高層ビル群が眼下に広がります。

地上からロビー階に向かうエレベーターと客室へ向かうエレベーターは別のエリアにあります。客室側のエレベーターは金色ではなく大理石調の造りとなっており、こちらも重厚感があり清掃も行き届いていてとっても綺麗です。

こちらが今回のお部屋「リバービューキングルーム」。42㎡あるこのお部屋は、キングサイズベッドが置いてありながらも広々としています。お部屋の古さは全く感じず、清掃も行き届いていました。ベッド後ろの壁に中国語が書かれているデザインは、現在上海に滞在していることを実感します。さすが5つ星ホテルです。

こちらはお部屋からの景色です。お部屋の窓は床から天井までガラス張りになっており、開放感を感じることができます。今回リバービュールームにしたため、高層ビルの向こうに黄浦江が流れています。

お部屋からの夜景。右手に東方明珠塔がカラフルに光輝き、前方の高層ビル群もライトアップされています。黄浦江を挟んで向こう川沿いに見えるのは、外灘の欧風建築です。アヘン戦争に敗れた中国に欧米諸国が租界地を作ったことで、洋風の建築物が一気に増えました。そんな建築物が現在ではホテルや銀行などに姿を変え、上海を代表する観光スポットとなりました。

そんなライトアップですが、季節によって点灯時間が異なっているようです。夏場は23時頃まで点灯しているので、観光後にお部屋でゆっくりと夜景を眺めるのも良いかもしれません。

こちらは3大高層ビルがライトアップされている写真です。金色に美しく輝いています。

ジンマオタワー入口付近は上記の写真のような3つのタワーが天に上るような写真が撮影できます。タワー入口付近には、昼夜問わず多くの人だかりができ、各々が撮影しています。時には撮影スタッフが立っており、撮影の営業までしているほどです。人気の撮影スポットなので、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

ソファーは固すぎず柔らか過ぎずで座りごごちは良いです。

大窓に向かい合うように仕事用机があります。ライト、コンセントが備わっており、集中できる環境が整っています。

コンセントはどのような型にも対応しているマルチコンセント。もちろん日本のコンセントもそのまま利用できます。ただし変圧期は必要なので注意が必要です。といっても最近の電化製品の多くは変圧器なしでも利用できるものが多くありますが。

その他にはHDMIやUSBタイプAなどの接続も可能です。

上海では2019年7月1日から「上海市生活ゴミ管理条例」が施工され、ゴミの分別化が厳格になったと同時にホテルでもアメニティなどの配布が制限を開始しました。ホテルによってはアメニティの全面廃止やフロントに必要分取りに行くなどの処置がとられていますが、グランドハイアット上海のアメニティは歯ブラシ、櫛、石鹸をはじめ、細かなアメニティまでそろっています。お風呂用のシャンプーリンス、ボディーソープもありますので、個人で持っていく必要はありません。

コーヒーやドリンクは1日宿泊分では多すぎるほどの量が引き出しに入っていました。

バスローブ、金庫も備わっています。

バスルームはかなり広く、大理石調で作られているため高級感があります。お風呂とトイレは独立式なのも良い点です。

水圧、水温は全く問題なし。勢いがあります。西洋風のお風呂なのでやや浅めではありますが、広さがあるため十分に足を延ばすことができます。

こちらはお風呂の対面にある洗面台です。全面ガラス&鏡張りとなっており、清掃も行き届いています。バスルーム自体が鏡の多い造りとなっていますが、汚れや曇りが全くなくとても綺麗です。

バスルームと曇りガラスドアで仕切られているトイレです。綺麗ですがウォシュレットはありません。

総合的に見てとても良いホテルと感じました。建築年数は経っていますが、その古さを感じさせない設備と清掃が高得点です。また、こちらのホテルに宿泊すれば、展望台に登る必要のないほどの絶景がお部屋内で見られます。

決して安くはない金額帯ではありますが、上海旅行をラグジュアリーに過ごしたいのであれば、グランドハイアット上海はとてもおススメのホテルといえます。

グランドハイアット上海の宿泊予約はこちら【Expedia】

グランドハイアット上海の特徴まとめ

いかがでしたでしょうか。最後にグランドハイアット上海の特徴をまとめておきます。

  • 地下鉄2号線「陸家嘴駅」徒歩圏内にあり、各観光地まで地下鉄でアクセスしやすい
  • ホテル周辺には展望台がある超高層タワーや東方明珠塔、ショッピングモールがあり、このエリアでも観光が楽しめる
  • 料金は時期にもよるが1泊素泊まり約25,000円~(朝食バイキングプランもあり)
  • ホテル内はレストラン、プール、フィットネスジムあり
  • お部屋は「リバービュールーム」が絶景でおすすめ
mi-chan

京都出身。
関西空港で働いているうちに海外で生活したいと考え、カナダへワーホリ、現地ガイド会社に就職し数年滞在する。
帰国後は添乗員、旅行会社で働きながら海外に携わってきました。
そのノウハウを生かし、ブログにて海外情報発信をしている2児のパパ。

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