日本人に人気の高い観光地である台北には、台湾一大きな空港の桃園国際空港があり、日本各地から昼夜問わず直行便が離発着しています。
そして中には深夜便にて桃園国際空港に到着する方も大勢いらっしゃるはずです。深夜便で到着した場合、空港内の施設や市内までの交通に制限がかかり、空港泊も視野に入ってくることでしょう。
そのような中でもシャワーで汗を流したいと考える方は多いはずです。
この記事では桃園国際空港第2ターミナルに深夜便にて到着した際に、シャワー室の場所を画像付きで詳しく解説していきます。
桃園国際空港第2ターミナルのシャワー室詳細
第2ターミナルにはシャワー室が2カ所存在します。バゲージクレーム（手荷物受取所）エリアまたは南側モール内にあります。
南側モール内のシャワールームは非常に綺麗で利用しやすいのですが、営業時間が8:00～20:00までとなっており、深夜便で到着した場合は利用できないので今回は割愛いたします。
今回ご紹介するのはバゲージクレームエリアにあるシャワールームです。こちらは意外と穴場で利用しやすいシャワールームとなっています。
おすすめポイント
24時間営業でいつでも利用可能
深夜便到着の方には最大のメリットといえるでしょう。桃園国際空港にはこちらの他に南側モールにもシャワー室がありますが、そちらは朝8:00からOPENします。空港泊する方であれば、朝8:00時に南側モールのシャワーを利用することも可能ですが、そんなことをしていては市内に向かう時間がどんどん遅くなっていくのであまりおすすめできません。
また、南側モールのシャワー室は保安検査の外にあるため、だれでも利用可能であり利用客が多い傾向にあります。タイトなスケジュールを組んでいる方にはおすすめできません。
一方、バゲージクレームエリアにあるシャワー室は24時間利用可能。こちらでシャワーを浴びれば入国後の空港泊でも気持ちよく寝ることができます。桃園国際空港はとても広く、至る所にイスやソファーが設置されているので、寝る場所に困ることは少ないでしょう。そして同じように空港泊する方が大勢いるので後ろめたさもまったくありません。
こちらは朝5時過ぎの休憩エリア。ソファーは探せばたくさんあります。4時台はほとんどの方が横になっていました。住めば都。ホテルと大差ありません。
利用料金が0円！
なんと桃園国際空港のシャワー室は無料で利用できます！日本の空港でシャワーを利用すると、一般的には約1,000円～利用が多くかなり割高です。一部ラウンジ利用の場合は無料で利用可能な施設もありますが、クレジットカード上級会員である必要があったり、ラウンジ利用料金が別途発生してきます。
桃園国際空港第2ターミナルに到着するのであれば、こちらの無料シャワーを利用することができるので、台北に到着後にシャワーを浴びるのがおすすめです。
後述しますが、シャンプー、ボディーソープがシャワー室に設置されており、こちらも無料で利用できます！タオルは設置されていないので持参してください。
意外と利用客が少ない
シャワー室がバゲージクレームエリアにあるため一般の方が入れません。また預け荷物を引き取ってそのまま出口へと向かう旅行者が多いため、シャワー室を利用しない方が多いです。そもそもバゲージクレームエリア内にシャワー室があるなんて思いもしないでしょう。
上記の条件が重なり、結果としてあまり混雑なく利用できるシャワー室となっています。
バゲージクレームエリアにはシャワー室のアイコンと文字が書かれてはいます。どれだけの方がこのアイコンに気づいているのでしょうか。
第2ターミナルのシャワー室までの行き方
ここからは第2ターミナルのバゲージクレームエリアにあるシャワー室までの行き方を画像付きで解説していきます。基本的には飛行機から降りた後は入国審査まで流れに沿って進んでいき、そのまま流れるようにバゲージクレーム（手荷物受取所）まで到着することができます。
シャワー室までの行き方
- 飛行機から降り、流れに沿って入国審査へ向かう
- 入国審査通過後、一本道を流れるようにバゲージクレーム（手荷物受取所）まで向かう
- 階段を下るとバゲージクレームエリアに到着。正面にシャワー室のアイコンがあるので左に曲がる
- ベルトコンベア3番の裏手にシャワー室の扉が見えてくる
まず飛行機から降りたらバゲージクレーム（手荷物受取所）まで向かっていきます。同じ便に搭乗していた乗客の流れに沿って歩いていけばまず迷うことはありません。基本的に迷うような分かれ道も無く（分かれ道自体はあるが）スムーズにたどり着けるはずです。道中で入国審査があり、そこを通過するとバゲージクレームはもうすぐです。
バゲージクレームエリアに到着すると、正面に大きく各エリアのインフォメーションが掲載されています。シャワー室の情報も載っており、看板を正面に左へ進みます。
インフォメーションの左下に「淋浴室」の文字と共にシャワーのアイコンがあります。こちらを左に曲がります。
先ほどの大きなインフォメーションを左に曲がり少し進むと再び看板が見えてきます。「淋浴室」の文字が見えるので再び左へ曲がります。
左へ曲がり進むと3番の荷物ベルトコンベアがあるので、この奥にシャワー室があります。上記写真の中心からやや右にある茶色の扉がシャワー室です。
こちらがシャワー室入口です。手前から男性用、ハンディキャップの方用、女性用と並んでいます。今回私は前に利用している方がいなかったのでそのまま入りましたが、混雑している場合は外で並んでおくことになります。
シャワー室の詳細
シャワー室内は意外と広く、無料で利用できるには十分すぎる設備が整っています。ただ一点注意しなければならないのが、タオル系は一切設置されていないことです。シャワーを浴びたのはいいが、体が拭けない…なんてことにならないように注意しましょう。
あらかじめタオルは持参しておきましょう。できればスーツケースではなくリュックなどに入る小型のタオルの方が手軽に取り出せて便利です。
扉を開くと正面は5畳ほどのお部屋になっています。ここには手洗い場があるのみで、ここから奥に2つのシャワー室が備え付けられています。
こちらがシャワー室です。もう一方のシャワー室も基本的な造りは同じです。扉があり鍵もかけられるので、ここから先はプライベートエリアとなります。スーツケースなど大きな荷物もプライベートエリアに持ち込むことができるので盗難などの心配がなく安心です。
機内に荷物を預けている場合は、シャワー室に入る前にベルトコンベアから流れてくる荷物をとっておきましょう。取らずにシャワー室に向かうと、いつまでも預け荷物がベルトコンベア上を回り続けてしまいます。
こちらはプライベートエリア内の脱衣所です。大きな荷物を置くスペースがあります。ハンガー、物置、ドライヤー、鏡があり、脱衣からドライヤーまで一通りこちらで済ますことができます。もちろんドライヤーはしっかり稼働確認済みです。
こちらはシャワー室。全体的に古い印象を受けますが、汚いわけではないのでご心配なく。さすが台湾、シャワーは水圧良し、温水もしっかり出ました。
壁にはシャンプーとボディーソープが備え付けてありました。私が利用した時はシャンプー、リンス共に補充されておりましたが、時間帯によっては無くなっている可能性もあります。心配な方はシャンプー、ボディーソープを持参するのをおすすめします。
シャワー室の全体図です。床も汚くないので素足で利用できます。持参したアメニティキットを置く棚やタオル掛けも設置されているので使い勝手は良いです。シャワー室と脱衣所は曇りガラスで仕切ることができるので、持ち物や着替えが濡れる心配はありません。
バゲージクレーム（手荷物受取所）を出た後について
最後にバゲージクレームを出た後についてお話しておきます。
深夜の桃園国際空港第2ターミナルは正直あまりやることはありません。一応できることをまとめておきます。
コンビニでお買い物
セブンイレブンがあるのでそこで食料や悠遊カードの購入が可能です。悠遊カードとは、台湾の交通機関をカードタッチで乗車することができ、事前にチャージしておくことで利用可能となります。日本の交通系ICカード（Suicaなど）と同じ感覚で利用できます。券売機で現地通貨の計算をする必要が無く、使い勝手が良いので台湾旅行におすすめです。
とても可愛い絵柄が豊富にそろっています。日本のアニメ柄も多数あり、テンション上がること間違いなし！
※通常の悠遊カードは100元ですが、イラスト付きのカードは120元～と少々お値段が上がるのでご注意ください。こちらはカード本体の価格なので、別途チャージ料金が発生します。
また、事前に日本で悠遊カードの申し込みも可能です。ネット予約後、空港内のKLOOKカウンターで引き取ることができます。朝早くからカウンターはOPENしているので、MRTの始発から利用することができます。
悠遊カード購入はこちら【KLOOK】
事前準備をしておきたい人、現地でお金を使いたくない人、現地購入に不安がある人におススメです。
こちらがKLOOKカウンター。周囲のカウンターは開店前ですが、ここだけは朝早くから営業しています。こちらで事前購入した悠遊カードを引き取り可能です。
ATMで台湾ドルを引き出す
深夜に到着すると、各両替所がクローズしており日本円から台湾ドルに両替するのが困難になります。入国後すぐに台湾ドルを入手したい場合は、空港内にATMが至る所にあるのでそちらを利用して台湾ドルを引き出すことができます。
ATMは24時間利用可能であり、お持ちのクレジットカードが海外キャッシング対応であれば現金を引き出すことができます。また、国際ブランドがビザまたはマスターカードの場合はすべてのATMで引き出すことが可能ですが、JCBの場合は一部ATMは対応していないので注意が必要です。
JCBは台湾全土でクレジットカード決済の際に利用できる店舗は多いのですが、空港ATMに関しては約半分ほどが対応していませんでした。※みーちゃん調べ
渡航前にお持ちのクレジットカードが海外キャッシングに対応しているのか確認しておきましょう。また、海外旅行の際はビザかマスターカードが全世界で通用する国際ブランドなので、どちらか1枚は所持しておくのが理想です。
私の海外旅行に行く際のおススメクレジットカードを1枚紹介しておきます。海外旅行において相当優秀なクレジットカードの性能となっています。
エポスカード
| 年会費 | 無料 |
| 海外旅行保険 | 利用付帯 傷害死亡・後遺傷害：最高3,000万円 傷害治療費用：200万円 疾病治療費用：270万円 賠償責任（免責なし）：3,000万円 携行品損害（免責3,000円）：20万円 |
| セキュリティ | ICチップ式、ナンバーレスタイプ |
| ポイント還元率 | 200円1ポイント（0.5％） |
| マイル交換 | ANAマイル：1,000エポスポイント＝500マイル JALマイル：1,000エポスポイント＝500マイル |
年会費無料で海外旅行保険付き、カードはICチップ式でナンバーレスなので、海外旅行でのセキュリティ面でも安心のクレジットカードです。とにかく年会費がかからないクレジットカードで安心して旅行に行きたい！という方に最適のカードになっています。
特に海外旅行保険に関しては、年会費無料のカードの中でかなり優秀な補償内容になっています。
海外旅行保険で特に重視したい項目は「傷害治療費用」と「疾病治療費用」の補償金額です。海外でのケガや病気に対しての補償であり、使用する可能性が比較的高い項目となります。海外で入院や手術となると、国によっては多額の請求が来ることもあります。一般的に両項目とも200万円の補償があれば安心できるラインに対して、エポスカードは傷害治療費用は200万円、疾病治療費用は270万円の補償額となっており、大きな事故や病気に対応できる金額となっております。
通常、年会費無料のクレジットカードは0～100万円の補償額が大多数を占める中で、これほど充実した補償額はエポスカードの最大の長所といえるでしょう。
また、24時間電話サポート体制を整えており、どんな時間帯でも相談可能な点も心強いです。診療の際にはキャッシュレス診療に対応しており、診療時に発生する費用を現金で支払う必要がありません。
そして手荷物宅配や手荷物預かり、クロークサービスの特典も付随しております。
しかも今ならネットからご入会で2,000エポスポイントがもらえるキャンペーンも実施しています！
普段のお買い物でポイントを貯めることができ、ANAやJALのマイル交換も可能です。マイルを貯めて海外旅行に行き、海外旅行保険までカバーできるカードとなっています。
台北市内へ向かう
深夜に台北市内に向かう方法はタクシーのみとなります。MRTと呼ばれる空港と台北各所を繋ぐ電車の終電は24:00頃には出発してしまうので、それ以降はタクシーを利用するようにしましょう。
タクシーは24時間利用することができ、空港の案内板に「計程車Taxi」と書かれたところに乗り場があり、そこにエアポートタクシーが停車しています。客引きをしているタクシーも見かけますが、トラブルの元となるのでエアポートタクシーを利用したほうが安全です。
市内までの所要時間は約50分。ただし料金は高額で、市内の場所にもよりますが5,000円～10,000円ほどかかると考えた方が良いでしょう。
ソファーで仮眠をとる
MRTの始発まで空港内で仮眠をとるのも手です。実際私もよくこの方法を取ります。ソファーやイスは第2ターミナルの至る所にあり、同じように空港で夜を明かす旅行者が横になっているため、躊躇せず仮眠をとることができます。
個人的おススメはフードコート内のソファーです。フードコートは深夜営業していませんが、中に入れるため寝床にはうってつけの環境が整っています。照明は薄暗くて仮眠にぴったりです。同じように仮眠をとっている旅行客が多いため、席はそこそこありますがこの一等地を獲得できるかは運次第でしょう。
朝5時ごろにはパン屋さんが営業を始めますので、起床→朝食のパンを購入→MRTに乗り込むというスマートな流れを作ることができます。
まとめ：あなたもぜひ桃園国際空港のシャワー室を利用してみてください！
いかがだったでしょうか。今回は桃園国際空港第2ターミナルのシャワー室について解説いたしました。
バゲージクレームエリアにあるため、混雑が少なくしかも無料で利用できるとなると利用しない手はありません！
旅の汗を流し、早朝からすっきりと台北観光を楽しんでください！
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