【テーマ別】ソウルおススメ博物館7選！

その国、その地域の資料・遺物・芸術品などが展示されている博物館。そんな博物館がソウル周辺だけでもたくさんあります。
この中で今回は各テーマ（総合・ハングル文字・刑務所・歴史・工芸・気象・航空・戦争）に沿った博物館を7つ紹介いたします。

国立中央博物館

ソウルの博物館を調べるとまず出てくるのがこちらの博物館です。以前は景福宮の、現在の国立民俗博物館の場所にありました。２００５年、南山に近い龍山の場所に移転。その結果、博物館の規模はぐっと大きくなりました。博物館入り口の、南山をバックした光景は特に見ごたえがあります。

国宝や宝物など307件439点国家指定文化財など、約41万点の遺物を所蔵しています。7つの常設展示間では、約39の展示室に9,884点の様々な文化財が展示されています。

また、野外石造物庭園や企画展示室、子供博物館などがあります。
子供博物館には楽しく学べる教育施設や授業も参加できますので、家族全員が楽しく文化体験できる施設です。

住所	ソウル市ヨンサン区ソビンゴロ137 （4号線キョンイ・チュンアン線イチョン駅2番出口付近）
営業時間	月・火・木・金・日曜日10：00～18：00　水・土曜日10：00～21：00 （最終入場は閉館時間の30分前） 1月1日、旧正月/秋夕当日は休館
入場料	無料（一部企画展示は有料）
電話番号	82-2077-9000

国立ハングル博物館

ハングルの文字的・文学的価値を伝えるために建てられた博物館。
韓国・海外に散らばっているハングルの資料を調査・収集し、ハングルの文化的多様性と未来価値について展示しています。
ストーリーのある常設・企画展示や子供向けのハングル遊び場などもあり家族で楽しむことができます。ミュージアムショップで購入できるハングルデザインのアイテムがお土産に人気です。

また先ほど紹介した国立中央博物館とは隣接しておりますので、同時に観光しやすい点も魅力的です。

住所	ソウル市ヨンサン区ソビンゴロ139 （4号線キョンイ・チュンアン線イチョン駅2番出口付近）
営業時間	月～金・日曜日10：00～18：00　土曜日10：00～21：00 1月1日、旧正月/秋夕当日は休館
入場料	無料
電話番号	82-2-2124-6200

西大門刑務所歴史館

서대문형무소역사관 (sscmc.or.kr)

ソデムン(西大門)刑務所は1908年に「京城監獄」という名で建立された韓国初の近代的刑務所であり、日本統治時代に独立運動家達を投獄していた場所です。

その建物を利用した「ソデムン(西大門)刑務所歴史館」は、政府樹立50周年事業として1995年から建設が始まり、1998年11月5日に開館しました。ソデムン(西大門)刑務所歴史館の館内は、展示館、中央舎、12獄舎、工作舎、ハンセン病院、殉国先烈追慕碑、死刑場や屍躯門、ユ・グァンスン(柳寛順：有名な女性独立運動家)の地下獄舎、塀、見張り台などの観光のほか、観光客が実際に体験できる壁棺・独房などの獄中生活などがあります。

観光所要時間は約1時間から1時間30分程度が目安です。

住所	ソウル市ソデムン区トンイルロ251 （3号線トンニンムン駅5番出口付近 ）
営業時間	3月～10月9：30～18：00　11月～2月9：30～17：00（最終入場は閉館時間の30分前） 月曜日、1月1日、旧正月/秋夕当日は休館
入場料	大人3,000₩　青少年・軍人1,500₩　子供1,000₩　65歳以上と6歳以下無料
電話番号	82-2-360-8590

ソウル歴史博物館

館長ごあいさつ (seoul.go.kr)

ソウル歴史博物館は、2002年にキョンヒグン(慶熙宮)の前に開館して以降、日々変化を遂げるソウルの姿、人々の生活、文化などを、多彩な展示物と共に紹介しています。

館内は、常設展示室、企画展示室、寄贈寄託室などに分かれています。「開かれた博物館」をモットーにしている同博物館は、近年に開館した博物館らしく、新しい試みも数多く取り入れています。そのひとつとして、同博物館では複製の遺跡などを展示することで、展示物にも直接触れることができるようになっています。

様々な展示物の中でもひときわ印象的なのは、ソウルの街並みを1/1,500に縮小した大型模型が展示されていることでしょう。

また、博物館入口ではセンサー付きの「U－博物館ガイド」をレンタルしています。この「U－博物館ガイド」は、各展示物の前に行くとセンサーが働き、それぞれの解説(外国語可能)が自動的に流れる便利なアイテムですので、より深くソウルの歴史を感じ取ることができます。

住所	ソウル市チョンノ区セムナンロ55 （5号線クヮンファムン駅7番出口徒歩7分）
営業時間	9：00～18：00（最終入場は閉館時間の30分前） 月曜日、1月1日は休館
入場料	無料
電話番号	82-2-724-0274

ソウル工芸博物館

ソウル工芸博物館の写真アルバム ｜三清洞・ソウル北部(ソウル)の観光スポット｜韓国旅行「コネスト」 (konest.com)

2021年７月に開館した韓国の工芸品全般を展示する韓国初の公立工芸博物館です。場所は、ソウルの人気観光エリア・仁寺洞(インサドン)や三清洞(サムチョンドン)の玄関駅にあたる地下鉄３号線・安国(アングッ)駅すぐのところに位置。

ここは、もともと1945年に開校した「豊文(プンムン)女子高校」があった場所ですが、学校がソウル江南(カンナム)へ移転するにあたり、学校の敷地をソウル市が買い上げ、校舎を博物館へとリフォームしました。

館内では、約2万点の工芸品や工芸資料を保有しており、朝鮮時代などの刺繍、ポジャギ、陶磁器、李朝家具、木工芸品などの伝統工芸品から、現代的なアート作品まで敷地内の各棟で観覧でき、子どもたちが体験しながら学べる「子ども博物館」も併設しています。

また記念品ショップ、博物館カフェなどもありますのでお土産選びや休憩にはもってこいです。

住所	ソウル市チョンノ区ユルゴクロ3ギル4 （3号線アングク駅1番出口付近）
営業時間	10：00～18：00（最終入場は閉館時間の30分前）　 月曜日、1月1日は休館
入場料	無料（貸館展示は有料）
電話番号	82-2-6450-7000

2022年ソウルにある韓国ドラマ(Kdrama)のロケ地まとめ | ソウル市観光情報公式ウェブサイト (visitseoul.net)

国立気象博物館

気象観測の歴史から現代の気象技術の発展まで、気象化学文化の歴史が学べる博物館です。元々は、ソウルの気象観測所でしたが、2020年に気象博物館として新たに開館しました。

ソウル気象観測所の原型をそのまま復元しており、建物自体が大変貴重なものとなっております。やはり展示物のなかでも貴重な「公州忠清監営測雨器」は世界最古の雨量計となっており、一見の価値があります。

また国立気象博物館は、2022年のドラマ「気象庁の人々：社内恋愛は予測不可能?!」の最終話を飾る重要なシーンに登場するロケ地です。韓ドラファンの方なら一度は訪れたい観光地です。

住所	ソウル市チョンノ区ソンウォルギル52 （5号線ソデムン駅4番出口付近）
営業時間	10：00～18：00（最終入場は閉館時間の1時間前）　 月曜日、1月1日、旧正月/秋夕は休館
入場料	無料
電話番号	82-70-7850-8493

国立航空博物館

国立航空博物館 | 観光－ソウルナビ (seoulnavi.com)

航空の歴史と産業、航空技術の未来まで見て、体験できる、キンポ(金浦)空港に建立した航空分野初の国立博物館です。

ブラックイーグル搭乗体験、機内訓練体験、操縦、管制体験、航空レジャースポーツ体験、子供空港体験など5つの体験館がありますので、子供から大人まで楽しめる体験型の博物館となっております。※体験は事前予約が必要なもの、年齢・身長制限があるので要確認。

住所	ソウル市カンソ区ハヌルギル177 （キンポ空港周辺）
営業時間	10：00～18：00（最終入場は閉館時間の30分前） 月曜日（祝日の場合はその翌日）、1月1日、旧正月/秋夕は休館
入場料	無料（各種体験教育は有料）
電話番号	82-2-6940-3198

戦争記念館

戦争記念館 | 観光－ソウルナビ (seoulnavi.com)

韓国が関わった戦争の博物館で、全部で13,000点以上の実物やレプリカが展示されており、1階から3階まであります。

戦争体験室では戦争の激しい状況を様々な感覚で体験することができ、およそ全体の３分の２が朝鮮戦争（1950-53）をテーマにした展示となっています。

屋外展示場では第二次世界大戦、韓国戦争、ベトナム戦争などで使われた戦闘機やレプリカなどが広大なエリアに数多く展示してあり、迫力満点です。

また、毎年春(４～６月)と秋(10～11月)の毎週金曜日には、戦争記念館前で国軍儀仗隊のパレードが行われます。メインは何と言っても陸海空の三軍揃ってのファンシードリル。ライフル銃を右左に回したり投げたりしながらフォーメーションを作っていくさまは、見ごたえたっぷりです。

住所	ソウル市ヨンサン区イテウォンロ29 （4・6号線サムガクチ駅12番出口付近）
営業時間	9：30～18：00（最終入場は閉館時間の1時間前） 月曜日休館（祝日の場合はその翌日休館）
入場料	無料
電話番号	82-2-709-3114

まとめ

今回は各テーマ別にソウル周辺の代表的な博物館をピックアップいたしました。
基本的にどの博物館も地下鉄駅周辺の博物館ですので、アクセスもしやすく観光客にとって行きやすい場所にあります。

これを機に一度韓国の文化・歴史に触れてみてはいかがでしょうか。