現代のソウルは芸術面も魅力的な側面が数多くあり、オペラや演劇、ミュージカルや美術館、路上アートなど美術、芸術を楽しめるスポットがたくさんあるのをご存じでしょうか。今回はそんなアートを展示している施設を6か所ご紹介します。
国立現代美術館ソウル館
国立現代美術館ソウル館 | 韓国の建築【世界建築巡り】 (architecture-tour.com)
展示や公演、教育プログラムなどを通じて韓国現代美術の流れが一目で確認できる複合文化芸術センターです。
美術作品を鑑賞できる展示館だけではなく、多彩な文化芸術イベントが繰り広げられるマルチプロジェクトホールや、韓国・海外の多彩な芸術書籍がみられる空間も用意されています。
ソウル館は従来の美術館のように入り口から出口までを一直線で進んでいくことはできません。中は迷路のようになっており、決まったルートはありません。
展示室は全部で8つ。1階に第1展示室、地下1階に第2~7展示室、そして2階に第8展示室があります。
また、ソウル館の魅力の一つとしてカフェやレストランがあるということです。ソウル館中央の広場にあるカフェは、景福宮側が総ガラス張りの開放感あふれる空間が広がっています。
ランチも本格的なイタリアンが食べられるので美術を鑑賞した後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。他にも複数店舗カフェやレストランが入っており、スイーツやドリンクを提供しています。
大きな施設で見ごたえはばっちり。時間に余裕をもって旅行の計画を立てましょう。
住所 | ソウル市チョンノ区サムチョンロ30 (地下鉄3号線アングク駅1番出口から徒歩約15分) |
営業日 | 月・火・木・金・日曜日10:00~18:00 水・土曜日10:00~21:00 1月1日、旧正月/秋夕当日は休館 |
料金 | 曜日及び展示時間により料金が異なる |
電話番号 | 82-2-3701-9500 |
国立現代美術館 徳寿宮(トクスグン)館
国立現代美術館トクスグン(徳寿宮)館 | ソウル市観光情報公式ウェブサイト (visitseoul.net)
1938年に開館した国立現代美術館徳寿宮館は、最初の近代式博物館の建物で徳寿宮の中にあります。
主に20世紀初頭の韓国の近代美術を中心とする作品を展示していますが、韓国の近代美術だけではなく、アジアや西洋の近代美術に関する企画展や所蔵品の展示、作品説明会、講演会など学術イベントも行われています。
ミュージアムショップも館内にあり、国立現代美術館らしいミュージアムグッズを購入することも可能です。
こちらは入館の際の入場料は基本的に無料(特別展示等は別料金)ですが、徳寿宮内に建物があるため、徳寿宮に入場する際に料金が発生します。ご注意ください。
徳寿宮内にあり、ソウル中心部から近いためアクセスは抜群です。ミョンドン、南門市場の観光ルートに入れてみてはいかがでしょうか。
住所 | ソウル市チュン区セジョンデロ99 (1.2号線シチョン駅1番出口付近) |
営業日 | 火・木・金・日曜日10:00~18:00 水・土曜日10:00~21:00 月曜日休館 |
料金 | 展示及び時間によって異なる(徳寿宮の拝観料は別料金) |
電話番号 | 82-2-2022-0600 |
芸術の殿堂
芸術の殿堂 | 観光-ソウルナビ (seoulnavi.com)
世界的なアーティストの公演や展示が楽しめる韓国初の複合アート施設です。K-POPアイドルもコンサートを行うこちらは、K-POPファンならご存じの方も多いかもしれません。
こちらの複合施設には、「芸術の殿堂」のシンボル的存在であるオペラハウス(上記写真)をはじめ、主に現代美術の企画展が随時開催されているハンガラム美術館、デザイン性をテーマにした企画展が開催されているデザイン美術館、世界唯一の書道専用展示場であり、書道教室も開催されているソウル書芸博物館、たくさんのアート作品や噴水などを散歩しながら見学できる野外空間にはカフェもあるため、素晴らしい空間でブレイクタイムを満喫することができます。
コンサートや演劇などの公演を見る以外にも、美術館や書芸博物館など、見ごたえのある施設がまとまっているので、いろいろな楽しみ方ができるスポットです。
有名ミュージカルやオペラ、コンサートが常に企画されているため、興味がある方は一度イベントに参加してみてはいかがでしょうか。
住所 | ソウル市ソチョ区ナンブスンファンロ2406 (3号線ナンブターミナル駅5番出口付近) |
営業日 | 公演日程次第 |
料金 | 公演は別途必要 |
電話番号 | 82-2-580-1300 |
弘済流縁(ホンジェユヨン)
夜はさらに美しいソウルの夜の散歩スポット | ソウル市観光情報公式ウェブサイト (visitseoul.net)
弘済川(ホンジェチョン)ユジン商店街の地下にある約50年間手つかずで放置されていた空間が、光を利用した芸術的空間へと生まれ変わりました。
約100本の柱の間を流れる水路に沿って、インスタレーション、照明芸術、メディアアートなどが展開されております。ソウル市公共美術プロジェクトの一環として劇的に変化したエリアです。
こちらはお昼に訪れるのもよいのですが、おススメは夜のお散歩。夜22:00まで開いておりますので、暗くなった空間に現代アートらしい光の芸術が皆さんを迎え入れてくれることでしょう。
基本的にソウルの治安はよく、夜の散歩もそれほど警戒しなくてよいでしょう。
しかし海外ということを忘れずに!特に女性の一人歩きにはご注意ください。
住所 | ソウル市ソデムン区ホンウンドン48-84 |
営業日 | 毎日10:00~22:00 |
料金 | 無料 |
電話番号 | 82-2-2133-2710 |
LEEUM美術館
韓国・ソウルにある世界的な3組の建築家による「サムスン美術館 Leeum」。 – #casa (hash-casa.com)
建物自体が一つの芸術作品である美術館です。世界的な建築家のマリオ・ボッタ、ジャン・ヌーベル、レム・コールハースの3人がそれぞれの個性を生かして3つの建物を建築し、それを地下で一つにつなげたユニークな美術館となっています。
それぞれ建物には建築家の個性がみられ、逆円錐状のヴォリュームにレンガのマテリアルが施されたファサードが、やはり韓国的ではなくヨーロッパ的なたたずまいを見せるマリオ・ボッタ棟は、そのヨーロッパ調の建物内に韓国国内の美術や国宝、宝物を展示しているというギャップがおもしろい。
レム・コールハース棟はガラス張りの箇所が多くみられ、開放的な空間を演出しています。こちらでは主に企画展で利用されることが多いです。
最後にジャン・ヌーベル棟は半分地下に埋まるように建っており、その空間の移り変わりを楽しむことができます。
韓国固有の美しさが込められている伝統美術と躍動感あふれる現代美術、時代的価値を反映した国際美術が共存している美術館です。
住所 | ソウル市ヨンサン区イテウォンロ55ギル60-16 (地下鉄6号線ハンガンジン駅1番出口から徒歩10分 ) |
営業日 | 10:00~18:00(最終入場は閉館30分前) 月曜日、旧正月/秋夕当日は休館 |
料金 | 無料(一部企画展示は有料) |
電話番号 | 82-2-2014-6901 |
ソウル市立美術館 西小門本館
ソウルの都心にたたずむこちらは、徳寿宮(トクスグン)の石垣道に沿ってある美術館です。樹木や石造りの歩道を配した約4000坪の広大な敷地に建つ美術館は、レンガ造りの外観が目印です。数々の韓国ドラマや映画のロケ地にも利用されて注目を集めています。
シャガール、ピカソ、マティス、マグリット、ゴッホなど世界の有名画家の作品展を開催しています。
「みんなで作る未来、すべてがつながる美術館」をモットーに世界性と地域性、専門性と大衆性が織りなす多彩な企画展と特別展が開催されています。
住所 | ソウル市チュン区トッスグンギル61 (1.2号線シチョン駅10番出口付近) |
営業日 | 平日10:00~20:00、 週末・祝日3~10月 10:00~19:00、11~2月10:00~18:00 (最終入場は閉館時間の1時間前)(月曜日、1月1日は休館) |
料金 | 無料(特別展は有料) |
電話番号 | 82-2124-8800 |
今回はソウル周辺徳での美術・芸術施設を6か所ご紹介いたしました。ソウルといえば食やショッピング、故宮散策などのイメージが強いように感じますが、美術面においても魅力的な部分を持っています。ソウルに観光の際には一度足をはこんでみてはいかがでしょうか。
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