海外旅行でなくてはならないインターネット回線。現地でのアプリ利用やマップ検索、グルメや観光地を調べるにもインターネットは欠かせない存在です。
渡航先のフリーWi-Fiを利用する方法もありますが、国によってはあまり市内にWi-Fiが無い場合もあるうえに、セキュリティー面も心配です。電波が弱くて接続自体が難しいケースもあるでしょう。
こういった不測の事態にならないよう日本で事前に準備をしておきたいものですね。
このページでは日本で購入可能な現地インターネット接続方法であるポケットWi-FiとeSIMについて特徴やメリット、デメリットをふまえながら比較、解説していきます。
2つのデバイスを比較してみた結果
それぞれ特徴を持ち、ユーザーによって自身に合うデバイスは異なってきます。下記に比較表を作成しました。何に重点を置くかによって選択するデバイスを決めるといいでしょう。
デバイス | 購入金額 | 通信速度 | デバイス荷物 | ネット同時接続 | セットアップ |
---|---|---|---|---|---|
ポケットWi-Fi | 高め | 良い | 300g前後 | 5~10台同時接続可能 | 簡単(数分で接続可能) |
eSIM | 安め | 良い | なし | スマホ1台のみ(テザリングは可能) | 複雑(日本でセットアップ準備を行い、現地到着後も操作する必要あり) |
まず多くの方が気になるであろう購入金額はeSIMの方が安くなる傾向があります。最近のポケットWi-Fiは価格が安く設定されている商品や、期間限定でセールを打ち出している企業もありますので、ずいぶんと購入しやすくなりました。
しかし金額だけ見るとやはりeSIMには敵わないでしょう。同じ条件(利用日数、データ量)で購入する場合、価格は2倍以上の差が出ることもあります。
デバイスの荷物に関してもeSIMに軍配があがります。ポケットWi-Fiはシステム上、重さ約300グラムほどのモバイルルーターを常に持ち歩かなくてはなりません。一方eSIMはお持ちのスマートフォンにeSIMをインストールするだけなので荷物がありません。
海外旅行のお土産で荷物が多くなってしまったときに、少しでも荷物を減らしたいと思った方もきっといらっしゃると思います。特にLCC(ローコストキャリア)で旅行される場合は持ち込み荷物の制限がFSC(フルサービスキャリア)より厳しいため、この差は大きく感じることでしょう。
インターネット同時接続に関しましてはポケットWi-Fiがとても便利です。ビジネスでパソコンやスマートフォンを同時に利用される方はポケットWi-Fiを優先するべきでしょう。eSIMの場合、eSIMをインストールしたスマートフォンしか利用できませんので汎用性はあまりありません。
最後にセットアップについてです。機械操作に不安がある方には、まずポケットWi-Fiをおススメします。理由はインターネット接続までの手順が簡単だから。現地到着後に数分作業をするだけでインターネット接続が可能になります。
eSIMも慣れている方なら数分でインターネット接続を完了できますが、やはり手順が少々複雑な上に、お持ちのスマートフォンがeSIMに対応しているかどうか、SIMフリーになっているかなど確認事項も多いです。
現地でインターネット接続ができないかもしれないと不安になるくらいなら、少々割高でも手順が簡単なポケットWi-Fiを選択するのも一つの手段です。
おおまかに違いを解説いたしましたが、上記の表以外でも細かな違いがあります。詳細をみていきましょう。
ポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiとは厳密にはソフトバンクが提供している商品名になります。
本来であれば小型で持ち運びが可能なルーター、インターネット通信機器をモバイルルーターと言いますが、ポケットWi-Fiという言葉が広く知れ渡り、現在では持ち運びが可能な小型のルーター全般を「ポケットWi-Fi」と呼ぶことが多くなりました。
インターネット設定が簡単で、海外旅行のインターネット接続手段として人気がある方法です。各社様々なデータプランや旅行グッズをレンタルできたりと多種多様な特徴があります。
ポケットWi-Fiのメリット
ポケットWi-Fiでのインターネット接続はデバイス(スマートフォンなど)とポケットWi-Fiを接続するだけなので、とても簡単にインターネットを利用することができます。基本的には下記の手順でインターネット接続ができます。
- ルーターの電源を入れる
- デバイスで該当するインターネット回線を指定する
- パスワードを入力する
たったこれだけでインターネット接続が可能となります!各メーカーによって多少の違いはあるものの、共通して言えることは【設定はとても簡単】ということです。多くの場合はポケットWi-Fiをレンタルした際に説明書が同梱されているので、説明書に従って設定を進めてください。
そして海外で無駄なデータ通信をおこなわないようにする為に、下記の作業をしておく事をオススメします。こちらの作業も説明書に書かれていることが多いので手順に従って設定しましょう。
特に容量が少ない500MBや1GBプランの場合はインターネット利用により通信制限になる可能性があります。場合によっては高額請求につながる可能性もありますので、無駄なデータ通信はオフにしましょう!帰国後は変更した設定を戻すのをお忘れなく。
ポケットWi-Fiはあらゆるデバイスのインターネット接続が可能なので、ポケットWi-Fi1つでスマートフォン、パソコン、タブレットなどを複数同時に接続可能です。基本的には5~10台ほど同時接続可能になります。(ポケットWi-Fiによって異なる。)家族や友人同士での旅行の際にも役立ちますね。ただしポケットWI-FIから離れると離れたデバイスのインターネット接続が切れてしまいますので要注意です。
一人で複数のデバイスを利用するときは便利ですが、別行動する可能性がある友人との旅行の際には不便になるでしょう。そのような場合はeSIMをお勧めします。
各メーカーごとに様々なデータ量のポケットWi-Fiを販売しています。基本的には1日/500㎆から無制限まで数段階のプランを販売している会社が多く、なかには日数内使い切りプラン(10日間で20GBを自由に使えるプランなど)を販売している会社もあります。
細かなデータプランがあるほど自分の用途に合ったポケットWi-Fiが見つけやすく無駄が無くなります。
また、海外旅行をよりスマートに楽しむことのできるオプショングッズが豊富なのも、ポケットWi-Fiならではの特徴です。
海外旅行に必須である変換プラグやあると便利な翻訳機、モバイルバッテリーやタブレットなど、各社様々なオプションを取り揃えています。購入すると高額になってしまう商品などはレンタルするのも方法の一つです。こういったオプションはeSIMではありませんのでメリットの一つでしょう。
ポケットWi-Fiのデメリット
スマートフォンにインストールして利用するeSIMと異なり、モバイルルーターを常に持ち歩かなくてはならないため少々荷物がかさばります。モバイルルーターの大きさ約10㎝×5㎝、重さ約300グラムほどで、専用のポーチに入っている場合はさらに大きな荷物になります。
大した大きさではないといえばそれまでですが、帰国日の荷物量は意外と重く膨れ上がっていた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういったシーンにはこの小さな荷物が邪魔に感じます。
特にLCC(ローコストキャリア)を利用する旅行では機内荷物持ち込み制限が厳しく、多くの航空会社で3辺合計が115㎝以下、重さ7㎏以下と定められています。少しでも荷物を減らしたい状況下でのポケットWi-Fiは少々痛手です。
私はいつも40ℓのリュックサック1つで海外旅行に行っていますが、帰国時のリュックサックはお土産等でパンパンです。空港では常に7㎏になるよう調整しなければならないです。
ポケットWi-Fiの電池切れにも注意が必要です。これはレンタルしたポケットWi-Fiによって差があるので一概には言えませんが、心配な方はモバイルバッテリーを持って行く方が良いでしょう。
私の場合、500MBのポケットWi-Fiをレンタルすることが多いのですが、今のところバッテリー切れになったことはありません。夜、宿泊先で充電すれば翌日1日は大丈夫でした。ただし地図アプリやインターネット検索を中心に使っておりましたので、動画の閲覧やSNS投稿の数次第ではバッテリー容量が足りないケースが出てくるでしょう。
無制限など大容量のプランを検討される場合はモバイルバッテリーを持っていくことをおススメします!
eSIMの購入と比較して割高になるケースがほとんどです。どこのメーカーから購入するかにもよりますが、約2倍ほどの金額差があるため長期間の旅行になるほど大きな差が生まれます。
ただしポケットWi-Fiを1台レンタルして、複数の方とシェアするのであれば1人当たりのコストはかなり下がるのでお得です。ただし常にポケットWi-Fiの近くにいなければインターネット利用はできません。
おススメポケットWi-Fi
上記でメリット、デメリットを説明しました。結論をまとめるとポケットWi-Fiをおススメしたい方は
こんなお悩みを持つ方に利用していただきたいです。
ここからはおススメのポケットWi-Fiを2つ紹介していきます。
GLOBAL WIFI
レンタル金額 | ★★★ |
WI-FI対応国の数 | ★★★★★ 200ヵ国以上に対応。91ヵ国で無制限プラン使用可能 |
プランの種類 | ★★★★★ 多彩なデータプランあり |
オプションの数 | ★★★★★ 多彩なオプションあり |
接続時の快適性 | ★★★★ データ速度3G~5Gまで選択可能 |
モバイルルーターの受け取り・返却の手軽さ | ★★★★★ 空港受付、空港ロッカー、自宅配送の選択可能 |
メリット
豊富なWI-FI対応国数
グローバルWI-FIは、海外用WIFIレンタル利用者数7年連続1位を獲得している安心のポケットWI-FIです。世界200以上の国と地域に対応しており、容量無制限プランも94ヶ国で利用可能です。
豊富なデータプラン
データプランも充実しており、データ容量300MB/日、600MB/日、1.1GB/日、無制限に加え、データ速度3G、4G、5Gまで選択可能となっております。これはポケットWi-Fiのなかでも非常に多くのプラン数であり、データ速度まで選択できるポケットWi-Fiは他ではほとんどありません。
※地域によっては選択できないプランもあります。
また、渡航中にデータ容量がなくなってしまっても、簡単な手続きで容量の追加ができるため、渡航中の急な容量不足にも安心できます。
WI-FI受取・返却の選択肢が豊富
ポケットWI-FI受け取り方法も豊富にあり、空港カウンター受け取り(19箇所の主要空港)を始め、カウンター営業時間外の場合には受け取り専用ロッカーでの無人受け取り、自宅配送、さらには行き先がハワイと韓国の場合には現地受け取りも可能となっています。
追加オプションが豊富
追加オプションが豊富にあり、業界トップクラスのオプション量です。変換プラグやモバイルバッテリー、翻訳機、360°カメラ、iPad、2ポートUSBカーチャージャー、イヤホン、USB×4ポートACアダプターなど旅行に役立つ機器を1日からレンタル可能となっています。
24時間カスタマーサービス利用可能
現地でインターネットに繋がらないなど、万が一の困りごとも24時間お問い合わせが可能です。
手厚いホットラインや追加オプションなど、海外初心者の方に頼りになるポケットWI-FIですので、初めてポケットWI-FIをレンタルする予定の方にオススメしたい商品です。
デメリット
レンタル金額がやや高め
充実したオプションや24時間時間のカスタマーサービス、ポケットWI-FIの保険など手厚いサポートが受けられる一方、料金はやや高めになっております。
しかし現在キャンペーンをおこなっており、下記ページからグローバルWI-FIのページに飛ぶと、通信料金が4,000円を上回る場合は1,000円割引キャンペーンをおこなっています。手厚い保証に加え価格を抑えてレンタルできるのは大きなメリットです。現在特におすすめしたいポケットWI-FIの1つとなっています。
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海外旅行でインターネットグローバルWiFi
WIFI BOX
レンタル金額 | ★★★★★ 業界最安値レベル |
WI-FI対応国の数 | ★★★★ 130か国以上の国で無制限プラン使用可能 |
プランの種類 | ★★★ 500MB/日、1GB/日、無制限の3種類 |
オプションの数 | ★ モバイルルーター以外にレンタル項目はなし |
接続時の快適性 | ★★★ 4Gがメイン。山岳部などでは3Gになる場合も有 |
モバイルルーターの受け取り・返却の手軽さ | ★★★★★ 無人BOXから抜き取るだけ。24時間対応 |
メリット
テレコムスクエアより2022年4月にリリースされた新しいポケットwifiです。
破格の料金設定
こちらの特徴はなんといっても料金の安さにあります。現在世界130ヵ国以上でデータ通信無制限プランが利用可能で,プランは500MB/日、1GB/日、無制限の3種類ありますが、どのプランも業界最安値レベルの価格になっています。
例:WIFI BOXでポケットwifiを1日レンタルした場合の価格表
国・地域名 | 500MB | 1GB | 無制限 |
中国(本土) | ¥790 | ¥990 | ¥1,190 |
台湾 | ¥300 | ¥690 | ¥990 |
アメリカ(ハワイ含) | ¥390 | ¥690 | ¥990 |
グアム | ¥690 | ¥1,190 | ¥1,490 |
タイ | ¥390 | ¥690 | ¥990 |
韓国 | ¥390 | ¥690 | ¥990 |
フランス | ¥490 | ¥890 | ¥1,090 |
ご覧の通り、従来のポケットWI-FIレンタルサービスの2分の1程度の価格でレンタル可能となっております。
さらに他社の場合はポケットwifiの受け渡し手数料や送料が追加される場合がほとんどですが、WIFI BOXは一切かからず0円で受取が可能となっています。
周遊プラン対応
また、周遊プランにも対応しており、ヨーロッパなどの陸続きで複数の外国を旅行する方でもインターネット接続が可能となっております。価格も単国プラン同様安く設定されておりますので、価格重視の方にはうってつけのポケットWI-FIとなります。
受取・返却が簡単便利
ポケットWI-FIの受け取り・返却がとても簡単で、WEBで予約後、空港などにあるポケットWI-FIが入っているボックスから本体を抜き取るだけでレンタル可能です。
つまり対人カウンターではないため、早朝・深夜便で通常カウンターが開いていないような時間帯でもレンタル可能です。
返却はボックスにそのまま差し込むだけでOKなので、とてもシンプルで分かりやすいシステムになっています。※受け取り場所とは異なるボックスでも返却可能です。
荷物はルーターのみ
ポケットWi-Fiのデメリットの一つである荷物の多さですが、こちらのポケットWi-Fiはモバイルルーターのみなので、必要最低限の荷物で旅行に行くことができます。ポーチや充電コード等一切なしでモバイルルーターのみ!充電コードはモバイルルーターに埋め込まれているため、荷物にならず追加で持っていく必要もありません。
24時間サポート
24時間お客様サポート対応していますので、現地での困りごとが発生した際にも対応してくれるのは心強いです。
当日予約、即時レンタル可能
当日予約、当日レンタルも可能で、万が一当日キャンセルをする際にもキャンセル料金が発生しません。
デメリット
接続しづらい場所がある
基本的に4G対応であり、一部山岳部や空港周辺では3Gになる可能性があるため、場所によっては繋がりにくい(速度が遅い)という口コミも見られます。ただ、山岳部などでつながりにくいのは他のポケットWI-FIも同様なので、過剰になる必要はないと思われます。
オプションが皆無
無人機にてモバイルルーターのみ取り出すシステムなため、その他オプションがありません。
eSIM
eSIMとは渡航先の現地モバイル回線を利用して、インターネット通信を行うための電子SIMカードです。皆さんのスマートフォンにも必ずSIMカードが挿入されており、これは日本の各ケータイ会社のSIMカードが入っています。
eSIMが発売される以前は、このSIMカードを渡航先に対応したSIMカードに交換することによって海外でインターネット接続が可能でした。しかしSIMカードは小さな商品であり、交換の際に紛失・破損してしまったり、普段日本で利用しているSIMカードの保管に神経を削られることもありました。
一方eSIMはお使いのスマートフォンにeSIMをインストールして利用することになります。
WEB上で購入及びインストールするため紛失・破損のリスクを防ぐことができ、現在では海外SIMカードよりも主流となってきています。
また、オンライン上で開通手続きができインストール後すぐにインターネット接続が可能になりますので、SIMカードが届くのを待つ必要がなく、日本・海外関係なくどこにいてもeSIMの購入が可能な点もメリットと言えるでしょう。
eSIMのメリット
様々なインターネット接続手段の中でも格安で利用することができます。条件次第ではポケットWi-Fiと比較して2分の1以下の価格で購入できることもあります。
下記の表は「world eSIM」が提供している韓国eSIMのプランです。
プラン(韓国) | 価格 |
---|---|
500MB/日 3日間利用プラン | ¥814 |
1GB/日 3日間利用プラン | ¥1,554 |
無制限 3日間利用プラン | ¥2,960 |
無制限 5日間利用プラン | ¥3,478 |
無制限 10日間利用プラン | ¥4,662 |
無制限 30日間利用プラン | ¥9,102 |
ポケットWI-FIと比較してかなり安く購入することができます。ポケットWI-FIの中でも特に料金が安い「WIFI BOX」でも、韓国500MBプランで1日¥390なので、3日間利用すると¥1,170かかる計算になります。
さらにポケットWi-Fiの場合はデバイスの紛失・破損のための保険があり、加入すると追加の支払いが発生しますので、総額は2倍ほどの開きになってしまいます。
また、eSIMの特徴としてプラン日数が多くなるほど1日単位の料金がお得になります。例えば韓国の無制限3日間プランは¥2,960なので1日あたり¥986円ですが、無制限10日間プランだと¥4,662なので1日あたり¥466となり半額以下で利用できるわけです。
ポケットWi-Fiと異なり、モバイルルーターの持ち運びが不要なため荷物が一切ありません。これによりルーターの破損や紛失のリスクが無くなり、限りがある荷物スペースの圧迫を防ぐことができるため、ストレスなく海外旅行を楽しむことができます。
データプランはポケットWi-Fi以上にバリエーションがあるeSIMが数多くあります。
細かく設定されたデータ容量と有効日数を選択し、ご自身に合わせた旅程のeSIMを購入することでコスト面でも無駄のないお買い物ができます。
ただしポケットWi-Fiとは異なり、オプションで旅行便利グッズ(翻訳機や変換プラグなど)は販売していないケースが多いのでご自身で調達してくる必要があります。
eSIMのデメリット
お持ちのスマートフォンによってはeSIMに対応していない可能性もあります。
とはいえよほど古い機種でなければほぼ使用可能です。具体的にはPixel4以降のスマートフォン/iPhoneXR・XSシリーズ以降のスマートフォン(※SEシリーズ含む)はeSIM対応しており、これより以前のシリーズは非対応です。
eSIMを検討されている方はご自身のスマートフォンがeSIM対応しているのかを確認する必要があります。
eSIM対応スマートフォン確認方法
iOSの場合
- 「設定」をタップする
- 「モバイル通信」をタップする
- SIM欄に「eSIMを追加」または「モバイル通信プランを追加」の項目があればeSIM対応しています。
Androidの場合
- 「設定」をタップする
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- SIM欄に「ネットワークを追加」があればeSIM対応しています。
eSIMが対応しているのを確認したら、お持ちのスマートフォンにSIMロックがかかっていないかを確認しなければなりません。SIMロックとはスマートフォンを購入したキャリア(au,ドコモ、ソフトバンクなど)以外のキャリアのSIMカードを挿入すると、ロックがかかり通話やインターネットが利用できない状態になることです。これは海外SIMや海外eSIMでも同様に利用できないので、ロック解除を行わなければなりません。
ただしSIMロックは法改正により、2021年10月1日以降販売されているスマートフォンにはかかっておらず、すべてSIMフリーで販売されています。
SIMフリーの確認方法
iOSの場合
- 「設定」をタップする
- 「一般」をタップする
- 「情報」をタップする
- 下にスクロールしていくとSIMロックの項目が出てくるので、こちらに「SIMロックなし」を書いてあればSIMフリーになっています。
Androidの場合
※Androidは端末によって確認できないものもあります。確認できない場合は直接店舗に問い合わせするのをおすすめいたします。
- 設定画面から「デバイス情報/端末情報」をタップする。
- 「SIMのステータス」を開く。
- SIMロックステータスが「許可されています」と書いてあればSIMフリーになっています。
ご自身で確認が取れない場合は店舗に問い合わせれば対応してくれます。万が一SIMロックがかかっていた場合も店舗でロック解除してくれます。
eSIMはお持ちのスマートフォンに直接eSIMをインストールする都合上、インストール済みのスマートフォン以外ではインターネット接続ができません。ただしスマートフォンのテザリング機能を使用することによって、スマートフォンを介して他のデバイスでインターネット利用をすることはできます。
テザリング機能とは、スマホをWi-Fiの親機として各デバイスにWi-Fi接続する方法です。ポケットWi-Fiのルーターがわりみたいなものです。
これにより複数のデバイスでインターネット接続が可能となりますが、スマートフォンのバッテリー消費が激しくなる点には注意してください。また、複数同時にインターネット接続をすることによって、想像よりも早くデータ容量が無くなっていく可能性もあります。現地で急にデータが無くなりインターネット接続ができなくなってしまわないよう、余裕をもってデータを購入しておく方が無難です。
WI-FIと比べた場合やはり多くの手順を踏まなければならず、初めてeSIMを利用する方は本当に現地でインターネット接続できるか不安になると思います。
eSIMの設定方法は各eSIM会社によって異なりますので詳しくは各社ホームページをご確認いただくのが一番ですが、基本的には下記の手順で設定します。
日本で準備しておくこと↓
- 利用するスマートフォンがeSIM対応しているか、SIMフリーかを確認する
- eSIMを購入する
- 手順に従いeSIMをスマートフォンにインストールする
- その他設定をおこなう
現地到着後にすべきこと↓
- モバイル通信をeSIMに切り替える
- その他設定をおこなう
参考までに私が初めてeSIMを利用した時は、日本での設定で約10分、現地到着後の設定で約5分ほどかかりました。初めは現地で不安もありましたが、設定手順は細かく説明されているので手順通りすると問題なく接続することができました。
下記に私が利用しているeSIMを掲載しておきます。細かな設定方法の説明や困ったときの24時間サポートにも対応しており、初めてのeSIMを検討している方にはおススメです。
おススメeSIM
上記でメリット、デメリットを説明しました。結論をまとめるとeSIMをおススメしたい方は
こんなお悩みを持つ方に利用していただきたいです。
ここからはおススメのeSIMを紹介していきます。
world eSIM
購入金額 | ★★★★★ポケットWi-Fiと比較して安い |
eSIM対応国の数 | ★★★★★180ヵ国以上 |
データプランの種類 | ★★★★★多彩なデータプランあり |
接続時の快適性 | ★★★★★実際に利用していますが快適に利用できています |
設定の難易度 | ★★★アプリダウンロードで簡単に設定可能 |
大手、株式会社ビジョンが手掛ける安心のeSIMです。eSIM選びに迷ったらこちらを選択すれば間違いないでしょう。
メリット
充実したサポート
初めてeSIMを利用される方にとって設定はどのようにするのか、現地でうまくつながるかどうか等、不安は多いと思います。
world eSIMでは、iOS及びAndroid利用者用で別々のフローチャートを用意しており、画像付きでとても丁寧に操作手順を解説しておりますので、初めて利用される方でも安心して利用することができます。
またメールにてお問合せ対応サービスがありますので、設定中の不明点や現地でつながらない場合などに対応してくれるのも大きなポイントです。
eSIM対応国が多い
世界196ヵ国の内、180ヵ国以上の国でインターネット接続が可能となっており、ほぼ間違いなく渡航先のインターネット利用に関しては問題なく利用することができるでしょう。
中国本土は本来「金盾」の影響で国内が情報統制されており、LINEやSNSが利用できないのですがworld eSIMは特別な機材や手続きなしで利用することができます!
中国で利用できるeSIMやポケットWi-Fiは下記ページで詳細を説明しております。
周遊プランにも対応しておりますので、国をまたいで旅行する際には回線を切り替えることなく利用できます。周遊プランは
- アジア・オセアニア周遊A
- アジア・オセアニア周遊B
- ヨーロッパ周遊
- 世界周遊A
- 世界周遊B
の5コースありますので、ご自身に合ったコースがきっとあるはずです。
データプランの種類が豊富
world eSIMは豊富なデータプランからご自身に合ったプランを選択することができます。
渡航先によってプランは様々で、データ容量500MB~無制限のプランが様々な滞在日数とセットで販売されています。
国によっては膨大なデータプラン×滞在日数が用意されているため、きっとご希望のプランが見つかることでしょう。プランが多すぎてどれにすればよいか迷ってしまう方には、国ごとの人気プランが1~3位の順位で掲載されておりますので、そちらから選択するのもおススメです。
デメリット
購入金額が割高なプランもある
多くのデータプランが設定されているworld eSIMですが、地域やプランによっては割高という声があります。
とはいえポケットWI-FIやデータローミングと比較すると圧倒的に安く、他社eSIMと大きな差があるわけではないので、設定の手軽さやお客様サポート面、プランの充実度を考慮すると妥当な金額かなと思います。
180以上の国と地域で使える【World eSIM】まとめ
最後に各デバイスのおススメ箇所をまとめています。
それぞれの長所を理解し、ご自身に合ったインターネット接続方法を見つけてください!