ソウル旅行で便利な交通系ICカードが複数あるのをご存じでしょうか。
今回は代表的な交通系ICカード3つをそれぞれご紹介していきます。
各カードとも特徴がありますので、ご自身の旅行スタイルに合ったカードを購入して
より快適なソウル旅にしましょう!
交通系ICカードとは?
交通系ICカードとは日本でいうSuicaのようなもの。
カードを購入し、現金をチャージすることによって地下鉄やバスの支払いをカードで行い、支払いの手間を省けるカードです。
韓国では現金支払いはもはや主流ではなく、特にウォンの支払いに不慣れな外国人観光客には大変ありがたいカードです。
韓国は日本以上にカード社会。少額でもカード支払いが定着しています。
T‐moneyカード
「T-money」は、ソウル市民のほとんどが使用しているプリペイド式の韓国の交通系ICカード。
韓国全土での通用度が最も高く、まずこれを持っていれば間違いないです。
柄も定期的に変わっており、筆者が購入したときはラインフレンズが韓服を着た姿のイラストでした。かわいかったのでそのまま日本に持って帰ってきちゃいました。
韓国内の地下鉄やバス、タクシーまでカードを読み取らせるだけで精算できる優れものです。
現金で支払うよりも割安になる場合がありますので、韓国旅行で交通機関を使う予定がある方には必須のカードです。
また、T-money対応ショップでのお買い物の支払いの際にこちらのカードが使えます。
しかしわざわざT-money対応ショップか確認するのも煩わしいので、筆者の場合はあくまで交通ICカードとして利用して、お買い物などの支払いはクレジットカードで支払っていました。
購入方法は空港駅改札前の自販機で購入するか、各コンビニ、各地下鉄駅で販売しています。
カード購入後は改札にあるチャージ機で現金をチャージするだけ。日本語対応しているので難しくはありません。
因みに韓国の交通料金は日本と比較しても安めなのでそこまでチャージしなくてもいいかもしれません。筆者の場合、1泊2日で13,000₩(約1,300円)使用しました。(空港⇔ソウル市内代金含む)
チャージしすぎたお金は駅などにあるチャージ機で払い戻しできます。
チャージ残高が気になる場合は、下記ケータイアプリをダウンロードしておけば、あとはアプリを開いてケータイの上にカードを乗せるだけで残高が確認できます!めちゃくちゃ簡単です!!
WOWPASS
引用元WOWPASS
こちらは交通系ICカードであるT-moneyの機能に加え、現金チャージ式のプリペイドカード機能が備わったカードです。
プリペイド機能により、こちらのカードで商品やサービスの決済が可能となりました。
この現金チャージは町中や空港にある自動両替機ですることができ、しかも日本円でチャージできるとても便利なカードです。
注意していただきたいのが、こちらのチャージ残高はT-moneyとプリペイドで別々になっており、プリペイドにチャージした金額を交通機関で使用する機能のT-moneyで使うことができません!また、その逆パターンのT-money残高をお買い物などに使えないので気をつけてください。
T-moneyのチャージはプリペイドカードにチャージしたものとは別のチャージ機でウォン(₩)でのみチャージ可能です。
少しややこしい話にはなりましたが、まとめると
- WOWPASSはプリペイドカードにT-money(交通系ICカード)機能が付いたもの。
- プリペイド機能とT-moneyのチャージは別のチャージ機で別々に行わなければならない。
- プリペイド側は日本円でチャージ可能。T-moneyは韓国ウォンでのみチャージ可能。
ちなみにこちらのカードもケータイアプリからチャージ残高を確認することができます。
ここで1つ疑問が沸く方もいるかもしれません。
クレジットカードを持っている人は初めに紹介したT-moneyカードでいいのではないか?
確かにその通りで、WOWPASSの特徴であるプリペイド決済は海外で使えるクレジットカードを持っている場合はほとんど意味を成しません。役割が完全に被っています。
今のご時世VISACARDまたはMASTERCARDを持っていればキャッシュレス大国の韓国で支払いに困ることはほとんど無いでしょう。
筆者も韓国ではクレジットカードとT-moneyカードの組み合わせで旅行しておりますし、今までクレジットカードが使えなくて困ったことはありません。(屋台などは現金払いなのでカードは使えません。)
WOWPASSのメリット
- クレジットカードが使えないお店もWOWPASSが使えることがある。
- プリペイド式なのでチャージした金額以上に使用できない。(使いすぎを防ぐ。)
- クレジットカードを持っていない人がクレジット感覚で使える。
- アプリと連携することによって、残高といくら使ったかを確認することができる。
①クレジットカードが使えないお店もWOWPASSが使えることがある。
カード社会の韓国においてクレジットカードが使えないお店の方が少ないのですが、小さな個人店などの場合はクレジットカードが使えない場合があります。
しかしWOWPASSなら利用できるパターンもありますので、持っておいても損にはなりません。
しかしいずれのカードも露店や屋台には使用できませんので注意してください。
(最近では屋台の一部でカード使用できるお店もあるようです。)
②プリペイド式なのでチャージした金額以上に使用できない。(使いすぎを防ぐ。)
日本で作ったクレジットカードで精算した場合、海外旅行という高揚感もあり、気づけば大金を使ってしまっていたというケースも少なくありません。また、現在いくら使ったかが分かりづらいというデメリットもあります。
一方WOWPASSは現金でチャージした金額以上のお買い物はできませんので使いすぎを防いでくれます。お買い物金額や残高もケータイアプリから瞬時に確認できますので安心してお買い物ができます。
③クレジットカードを持っていない人がクレジット感覚で使える。
何度もお伝えしておりますが韓国は日本以上にカード大国です。少額の支払いでもクレジットカードで精算するような国です。
特にウォンの計算に時間がかかってしまう外国人観光客にとって、現金で支払うよりWOWPASS1枚提示するだけでお買い物ができてしまうのはメリットでしかないでしょう。
クレジットカードをお持ちでない方はWOWPASSを作ることを絶対的におススメいたします!
④アプリと連携することによって、残高といくら使ったかを確認することができる。
こちらは②で説明した内容と被る箇所がありますが、残高が分かることによってお買い物の調整をすることができます。また、残高が少なくなってきたら事前にチャージすることができます。
デメリット・注意しておきたい点
- ソウルや釜山以外の地方ではWOWPASSの機械が少なく、チャージが難しいこと。
- WOWPASSにチャージしてあるお金を払い戻すのに手数料がかかります。(1回1,000₩)
以上に注意して使っていけば、ソウル内では現金を持ち歩かなくても大丈夫なくらい便利なカードなので、ぜひ有効に利用してみてください。!
Discover Seoul Pass(ディスカバーソウルパス)
引用元ディスカバーソウルパス(チャージ式交通カード機能付ソウル観光フリーパス) | 韓国の交通|韓国旅行「コネスト」 (konest.com)
ディスカバーソウルパスはT-money機能に加え、ソウル市内の主要観光施設を無料または割引価格で利用できる観光特化型フリーパスカードです。
パスの種類は3種類あり、それぞれフリーパスの期間が異なっております。
24時間/48時間/72時間の3種類から選ぶことができ、弾丸旅行から2泊3日などのツアー旅行まで幅広く対応しております。
このパスの時間開始はパス購入のタイミングからではなく、このパスで1ヶ所目の観光スポットを入場したタイミングから計算されます。
つまり、2泊3日の旅行で初日に24時間パスを購入して、2日のAM9時に景福宮にパスを使い無料入場したとすると、3日目のAM8時59分まで様々な施設にて無料・割引の恩恵が受けられます。
価格は下記のとおりです。(2023年10月更新)
ディスカバーソウルパス24時間券 50,000₩(約5,000円)
ディスカバーソウルパス48時間券 70,000₩(約7,000円)
ディスカバーソウルパス72時間券 90,000₩(約9,000円)
無料になる観光施設は現在71か所、割引価格で利用可能な施設は105か所にのぼります。では具体的にどこの施設で利用できるのでしょうか。
すべては書ききれませんので、観光客が訪れるであろう施設に絞って書いていきます。
無料で使える施設
キョンボックン(景福宮) | チャンドッグン(昌徳宮) | トンスグン(徳寿宮) | 韓国民俗村 |
国立現代美術館ソウル | ソウル植物園 | ハンボクナム景福宮店 | ロッテワールド |
Nソウルタワー | ソウルシティツアーバス | 空港鉄道AREX | SKテレコムeSIM |
チョンミョ | ソンルン | 西大門刑務所歴史観 | 北村博物館 |
割引価格で使える施設
セブンラックカジノ | ナンタ | 新羅免税店 | 安東河回村 |
テコンドー体験 | 美容室 | WIFI Dosirak (ポケットWIFIレンタル) | ロッテワールドタワー |
まだまだありますが、書ききれないので施設詳細や未記入の施設はこちらからどうぞ。
オフィシャルサイトです。
SEOUL TOURISM ORGANIZATION
Discover Seoul Passの購入方法
購入方法は2つあります。
インターネット購入が可能です。
公式サイトやKKdayにて購入可能となっております。KKdayのリンク貼っておきます。https://www.kkday.com/ja/blog/18621/asia-korea-seoul-discover-seoul-pass-model-plan
または明洞観光情報センターにて購入可能です。
明洞観光案内所の住所は下記に記載しておきます。
住所:ソウル市中区乙支路66
Phone:+82-2-778-0333
営業時間:10:00-18:00(旧正月、秋夕、日曜日休み)
Discover Seoul Passにも専用のアプリがあり、こちらを利用するとパスの残り有効時間や無料・割引対象の施設が確認できるので合わせてダウンロードしておくことをおススメいたします。
施設の営業時間や定休日、住所なども確認でき、ソウル観光に便利なアプリです。
結論:どの交通系ICカードが良いのか
T-moneyカード⇒交通手段以外はクレジットカードで支払う方向け
WOWPASSカード⇒クレジットカードを持っていない方や、海外でクレジットカードを使うことに抵抗がある方向け
Discover Seoul Pass⇒王道の観光地に複数回立ちよる予定のある方向け(内容によってはパスを買わない方がお得な場合もあります。パス購入の前に割引金額を計算することをおススメいたします。)
ご自身の観光スタイルに合わせた交通系ICカードを選び、スマートな決済で韓国旅行を楽しみましょう!
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