海外渡航先で交通アプリやマップ、SNS利用などインターネットを利用することは多いと思います。
しかしそんな当たり前の行動が渡航先によっては規制がかかり、使用できない可能性があることがあります。
実は日本のお隣の国、中国では普段私たちが利用しているケータイアプリやインターネット検索などの多くが利用できないよう規制がかかっています。
見知らぬ土地でインターネットが利用できなくなるなんて考えたくもないですよね。
今回はそんな中国でも通常通りインターネットを利用できるeSIMを紹介していきます。
中国のインターネット閲覧規制とは?

中国でインターネットを利用する場合、情報統制がされているため中国政府が許可を出したサイトのみ閲覧することが可能となっています。
これはインターネット閲覧・ブロックシステムの「グレートファイアーウォール(金盾)」によるもので、中国政府がインターネット管理及び監視を行うためのシステムです。これにより、中国政府が情報のコントロールを行い、国内にとって不適切な情報の規制や国内からの情報流出を防ぐ役割を持っています。
この対象は現地中国人に留まらず、旅行・出張で中国に渡航している外国人にも影響を与えますので、海外eSIMや海外SIMカード、モバイルルーターではネット利用に規制がかかってしまうことがあります。
しかしグレートファイアーウォール(金盾)の影響を受けるのは中国本土のみであり、日本人に人気の観光地である香港やマカオでは影響を受けません。
したがって香港・マカオでは自由にインターネット閲覧やケータイアプリが利用できます。
どのようなものが閲覧規制なのか
普段私たちが何気なく利用しているアプリ・サイトでどのようなものが規制対象なのかまとめました。
その他にウィキペディア、ワードプレス、アマゾン、ニューヨークタイムズ、ポケモンGOなど羅列するとキリがありません。
また、中国を批判するようなワードなども規制対象となっています。
上記のように日本ではよく利用するものが中国では使えませんのでとても不便に感じることでしょう。
ネット閲覧規制を回避する方法

厳重なネット閲覧規制がかけられている中国本土ですが、いくつか規制を回避してインターネットを利用する方法があります。
①中国対応のeSIM/SIM・モバイルルーターを利用する
設定も特に難しくなく、費用も抑えられるので旅行や短期出張にはおススメの方法となります。
②VPNを利用する
VPNとは仮想ネットワーク空間の事を指しています。
VPNを利用する事で、アクセス制限がない日本のIPアドレスを経由し、中国側の許可されているIPアドレスにアクセスするため、閲覧制限なくインターネットを利用することができます。
しかし近年は制限がいっそう厳しくなっており、2017年に「サイバーセキュリティー法」が発表されてからは数多くのVPNが利用できなくなりました。
VPNの価格は無料/有料とありますが、最近の中国では無料のVPNはほぼ使えなくなってしまいました。また、有料のVPNは長期利用になる程かなり利用料金が下がります。
旅行や短期出張の場合はeSIM、長期出張はVPNを利用するのがいいでしょう。
中国旅行で使えるeSIM5選
今回紹介するeSIMは、中国本土においてLINEやSNS、google検索の利用などが可能なeSIMを厳選しています。
world eSIM

購入金額 | ★★★他社より若干高い印象を受ける |
eSIM対応国の数 | ★★★★★180ヵ国以上 |
データプランの種類 | ★★★★★多彩なデータプランあり |
接続時の快適性 | ★★★★★実際に利用していますが快適に利用できています |
設定の難易度 | ★★★★アプリダウンロードで簡単に設定可能 |
大手、株式会社ビジョンが手掛ける安心のeSIMです。eSIM選びに迷ったらこちらを選択すれば間違いないでしょう。
メリット
充実したサポート
初めてeSIMを利用される方にとって設定はどのようにするのか、現地でうまくつながるかどうか等、不安は多いと思います。
world eSIMでは、iOS及びAndroid利用者用で別々のフローチャートを用意しており、画像付きでとても丁寧に操作手順を解説しておりますので、初めて利用される方でも安心して利用することができます。
またメールにてお問合せ対応サービスがありますので、設定中の不明点や現地でつながらない場合などに対応してくれるのも大きなポイントです。
world eSIMアプリダウンロードでより便利に利用可能
world eSIMにはスマートフォン用のアプリがあり、こちらを使用することでよりスムーズにeSIMを利用することができます。
アカウント情報を入力することで、具体的には
などができます。
eSIMの購入に関しては、World eSIMサイト内で可能ですが、購入後のeSIMアクティベートのための設定は、アプリを通じて行ったほうがスムーズに進みます。
アプリなしで設定を行うと、設定作業の中にQRコードをスマートフォンで読み取る作業が発生します。こちらの作業は一度QRコードを印刷するか、別端末に表示したものを読み取らなければならないので手間がかかってきます。
一方アプリから設定を進めていく場合はQRコードの読み取り作業がないため、スムーズに設定が可能です。実際私の場合は、初めて利用した時さえも日本での設定5分未満、現地到着からの設定5分未満、合計10分かからずにインターネットにつなげることができました。

私はパソコンでeSIM購入後、スマホアプリをインストールして設定を開始しました。アプリで設定すると行程が簡素化され、接続までの手順が少なくなります。
また、アプリからデータ残量の確認ができますので、安心してインターネット接続ができます。
データ残量が少なくなってきた場合にはアプリ内からデータ容量のチャージが可能であり、即時反映されますのでとっさの容量不足にも対応できます。
eSIM対応国が多い
世界196ヵ国の内、180ヵ国以上の国でインターネット接続が可能となっており、ほぼ間違いなく渡航先のインターネット利用に関しては問題なく利用することができるでしょう。
もちろん中国本土もLINEやSNSも使用可能です。
周遊プランにも対応しておりますので、国をまたいで旅行する際には回線を切り替えることなく利用できます。周遊プランは
の5コースありますので、ご自身に合ったコースがきっとあるはずです。
データプランの種類が豊富
world eSIMは豊富なデータプランからご自身に合ったプランを選択することができます。
渡航先によってプランは様々で、データ容量500MB~無制限のプランが様々な滞在日数とセットで販売されています。
中国の場合、下記データプランが用意されています。
期間容量プラン…購入したデータ容量を限られた日数内で自由に使用できるプラン
データプラン | 購入金額 |
5GB 30日間 人気No,1 | 2,990円 |
10GB 30日間 人気No,2 | 5,580円 |
500MB 1日間 人気No,3 | 667円 |
50GB 30日間 | 13,800円 |
デイパスプラン…1日単位で使用できるデータ容量が定められているプラン
データプラン | 購入金額 |
2GB/日 10日間 人気No,1 | 6,142円 |
1GB/日 10日間 人気No,2 | 4,070円 |
1GB/日 7日間 人気No,3 | 3,478円 |
1GB/日 5日間 | 2,294円 |
1GB/日 3日間 | 1,554円 |
1GB/日 30日間 | 10,138円 |
2GB/日 30日間 | 15,540円 |
無制限プラン…データ容量の上限がなく日数内で使い放題のプラン
データプラン | 購入金額 |
無期限 5日間 人気No,1 | 4,650円 |
無期限 10日間 人気No,2 | 8,250円 |
無期限 15日間 人気No,3 | 11,650円 |
無期限 7日間 | 5,950円 |
無期限 3日間 | 2,950円 |
国によっては膨大なデータプラン×滞在日数が用意されているため、きっとご希望のプランが見つかることでしょう。プランが多すぎてどれにすればよいか迷ってしまう方には、人気プランが1~3位の順位で掲載されておりますので、そちらから選択するのもおススメです。
現地インターネット開通までの設定が簡単
eSIMはインターネット開通までの設定が、ポケットWI-FIやデータローミングと比較して難しいと言われております。確かに設定の行程が複雑であったり、現地到着時に無事アクティベート完了するか不安になる方も多いはずです。
しかしworld eSIMはそのような複雑な設定を極力減らし、アプリによってスムーズにインターネット接続を行えるように工夫されています。本来eSIMのアクティベートに必要になるQRコードの読み取りが不要であり、アプリ内のみでインターネット接続が可能なのが強みです。接続作業も5~10分あれば可能です。
World eSIMサイト内には、画像付きで細かくにネット接続までの手順が載っているので、初めてeSIMを利用する方も安心して設定することができます。
デメリット
購入金額が割高なプランもある
多くのデータプランが設定されているworld eSIMですが、地域やプランによっては割高という声がありました。
とはいえポケットWI-FIやデータローミングと比較すると圧倒的に安く、他社eSIMと大きな差があるわけではないので、設定の手軽さやお客様サポート面、プランの充実度を考慮すると妥当な金額かなと思います。
TRAVeSIM

購入金額 | ★★★★★旅行先次第では業界最安値クラス |
eSIM対応国の数 | ★★★約140ヵ国に対応 |
データプランの種類 | ★非常に少ない |
接続時の快適性 | ★★★★★5G対応※スマホ5G非対応の場合は4G |
設定の難易度 | ★★スマホアプリが無いため、QRコード読み取り等手間がある |
メリット
旅行先次第ではeSIM最安値クラス
価格の前にデータプランを説明しておきます。
非常にシンプルで、「アジアプラン」の6GBを8日間で自由に使えるプランと、「グローバルプラン」の6GBを30日間で自由に使えるプランの2パターンのみとなっております。
「アジアプラン」は指定されている30の国と地域のエリアであれば、eSIMを1つインストールしておくだけで30の国と地域内すべてインターネット接続が可能となっています。
もちろん他の国から中国に入国した場合でも、特別な手続きなしで規制なしのインターネット検索が可能です。
販売価格は1,980円です。
「グローバルプラン」は指定されている140の国と地域のエリアであれば、eSIMを1つインストールしておくだけで140の国と地域内すべてインターネット接続が可能となっております。
販売価格は3,980円です。
どちらのプランも、国をまたいでもデータ容量及び使用期間は引き継がれます。
つまりアジアプランを例に例えると、他社では金額が高く設定されている場合が多い、グアムのeSIMなどは非常にリーズナブルに購入可能になります。
また周遊プランにも対応しておりますので、プラン内の国の行き来の場合は追加料金なしで利用可能です。複数の国をeSIM1つで旅行することができるので、コスパ抜群でとても安く購入することができます。
日本語で24時間安心サポート
eSIMの設定やインターネットに繋がらないなどのアクシデントに対し、24時間いつでも日本語で対応してくれるコールセンターがあります。営業時間内であればLINEでも受け付けておりますので、初めてeSIMを利用する方にとって心強いサポートといえるでしょう。
また、eSIM側に問題があり渡航先でインターネットに接続できなかった場合には、返金保証の対象になります。
デメリット
モバイルアプリ非対応
TRAVeSIMにはアプリが存在しませんので、データ残量の管理や購入eSIMの詳細などを即座に確認できない点があります。
また、データ通信の設定にアプリがある場合、通常ではQRコードを読み込むという過程をスキップできるのですが、TRAVeSIMの場合はアプリが無いためeSIM購入後にEmailでQRコードが届きます。
このQRコードを読み込みをすることになるのですが、届いたQRコードをデータ通信したいデバイスで開くと読み込むことができないため、QRコードをコピーするか他のデバイスに映し出す作業が必要になってきます。
作業自体は単純ですが、アプリ対応のeSIMと比べると手間が多くかかってくることになります。
データ不足の追加購入が即座にできない
残念ながらデータの追加チャージは未対応なので、とっさのデータ不足には対応しきれていないのが現状です。一から新しいeSIMを購入することになります。
データ追加チャージについては、現在開発中とのことなので今後のアップデートに期待がかかります。
データプランが少ない
今回紹介するeSIMの中では圧倒的に少ない2プラン「アジアプラン」「グローバルプラン」となっています。
「アジアプラン」⇒アジア周辺国30の国と地域で6GBを8日間で自由に使えるプラン ¥1,980
「グローバルプラン」⇒全国140の国と地域で6GBを30日間で自由に使えるプラン ¥3,980
動画や画像のやり取りを頻繁におこなう方にとっては6GBは少々心細いデータ容量かもしれません。
しかし今後はお客様のご要望にお応えできるよう、ラインナップを増やしていくと運営会社が発表していますので今後の改良に期待です。
VOYAGEESIM

購入金額 | ★★★★★中国eSIM最安値級 |
eSIM対応国の数 | ★★55の国と地域 |
データプランの種類 | ★★★国によってばらつきがある。日本eSIMは種類が多い |
接続時の快適性 | ★★★★★高評価のレビューが多数を占める |
設定の難易度 | ★★★専用アプリはないが細かな解説あり |
メリット
日本の上場企業が販売する安心のeSIM
VOYAGEESIMを手がける企業は大手の日本上場企業「株式会社ティーガイア」であり、通信事業やスマホ用ケース販売などを行なっている会社です。
日本の上場企業なので安心感があり、サポートはもちろん日本語対応なので、設定の方法やトラブルの際に質問しやすいという利点があります。
日本語対応のサポート
日本企業が販売しているeSIMなので、サポートはすべて日本語対応しております。特筆すべきはサポートの充実度。
よくある質問欄ですが、各国ごとにカテゴライズされており、国ごとの質問に詳しく答えてくれています。eSIMについてやサービス全般、お支払いについてなど事細かに解説してくれていますので、困ったことが発生した場合はまずこちらを確認すればきっと解決策が出てくるでしょう。
また、24時間チャットボット対応しており、営業時間内(9:00~18:00)であれば有人チャットでのやり取りも可能となっています。
初めてeSIMを利用する方にとって有人チャットで設定方法を確認できるのはありがたいですね。
中国対応eSIMは3種類
中国対応eSIMはすべて、購入したデータ容量を限られた日数内で自由に使用できるプランになります。
データプラン | 購入金額 |
7GB 8日間 | 1,980円 |
9GB 15日間 | 2,500円 |
15GB 30日間 | 2,980円 |
プランは3種類ですが、そのプランすべてが最安値クラスになっています。
コストパフォーマンスが高く優秀ですが決して大容量データではありませんので、動画閲覧や大量の画像やり取りをすると、データ容量が足りなくなってくるでしょう。
データ容量追加サービスも行っていませんので、データ不足に陥ってしまった場合は1から購入しなおすことになります。
しかしながら地図アプリや乗り換えアプリ、動画を伴わないネットサーフィン、SNS利用程度であればまかなえる容量ですので、数日の旅行程度であれば十分に足りることでしょう。
ショートメッセージを利用してデータ残量も確認できますので、心配な方は都度確認してもいいかもしれません。
デメリット
eSIM対応国の数が少ない
現状55の国と地域に留まっているので、他社と比較すると物足りない感じはします。複数の国を周遊される方は、渡航先にeSIMが対応しているか注意が必要になってきます。
しかし日本人の人気渡航先についてはほぼ対応しているので、よほどのことがない限りは問題ないかと思います。
データプランの種類が少ない
基本的にデータプランは少なく、各国に対して2~3種類程度のプランしか用意されていません。また、ヨーロッパ各国には各々の国に対してのeSIMはなく、ヨーロッパ全体でのeSIMが販売されています。つまりヨーロッパ周遊データプランの販売ということです。
対して日本対応のeSIMは現在8種類のデータプランが存在し、一番バリエーションがそろっています。
Androidは動作保証されていない
iPhoneの場合、iPhoneXR・XSシリーズ以降のスマートフォン(※SEシリーズ含む)であれば動作保証されています。
※SIMフリーの確認が必要になります。ただしSIMロックは2021年10月1日以降販売されているスマートフォンにはかかっておらず、すべてSIMフリーで販売されています。
Androidやその他端末は動作保証外となっております。Androidでの使用の際に不具合が生じた場合は保証・サポートはされませんのでご注意ください。
Glocal eSIM

購入金額 | ★★★★★2025年7月より大幅リニューアル!どのプランも安い! |
eSIM対応国の数 | ★★★★160の国と地域で利用可能 |
データプランの種類 | ★★★★国によってプランの種類の数に差がある 2025年7月に無制限プラン登場! |
接続時の快適性 | ★★★★★ |
設定の難易度 | ★★★ |
メリット
頻繁に行われるキャンペーン価格Glocal eSIMでは頻繁にキャンペーンをおこなっており、該当する国のesimが20%~50%ほど値引きされて販売されています。3月現在では冬のキャンペーンが開催されており、Glocal eSIMに希望するデータプランがある場合はかなりお買得な価格で購入することができます。

2025年7月より常時キャンペーン価格で販売されるようになりました!いつでもお得な価格で購入することができます!
中国デイパスプラン価格表…1日に決められたデータ量を使えるプラン
データプラン | 購入金額 |
1GB/日 3日間 | 1,980円→キャンペーン価格1,180円 |
1GB/日 5日間 | 2,580円→キャンペーン価格1,780円 |
1GB/日 10日間 | 3,980円→キャンペーン価格2,580円 |
1GB/日 15日間 | 4,580円→キャンペーン価格3,780円 |
1GB/日 30日間 | 7,580円→キャンペーン価格6,880円 |
2GB/日 3日間 | 2,480円→キャンペーン価格1,480円 |
2GB/日 5日間 | 3,280円→キャンペーン価格2,080円 |
2GB/日 10日間 | 4,380円→キャンペーン価格3,780円 |
2GB/日 15日間 | 5,380円→キャンペーン価格5,180円 |
2GB/日 30日間 | 11,980円→キャンペーン価格10,380円 |
また、2025年7月の大幅リニューアルにより新たに無制限プランが登場しました。無制限プランでは中国プランの他に中華圏周遊プラン(対象地域:マカオ・中国・香港・台湾)も登場し、周遊旅行を検討している方にはうれしい商品となっています。

中国、香港、マカオの3地域は周遊する旅行者も多いです。SIMの切り替えなしでそのまま利用できるのはメリットです。
無制限プラン価格表
プラン | 3日間 | 5日間 | 7日間 | 15日間 | 30日間 |
---|---|---|---|---|---|
中国無制限 | 1,680円 | 2,480円 | 2,980円 | 3,480円 | 3,980円 |
中華圏周遊無制限 | 1,980円 | 2,780円 | 3,280円 | 3,780円 | 4,280円 |
中国eSIMは他アジア諸国と比較して価格が高くなる傾向にあるなか、こちらの無制限プランは非常にお値打ち価格となっています。中国でギガ消費量に縛られたくない方にはうってつけの商品です。
お問い合わせは日本語対応
Glocal eSIMの販売元「株式会社グローカルネット」は東京に販社を置く日本の会社です。すなわちeSIMに対するお問い合わせは日本語で電話質問が可能(平日9:00~17:00 土日祝除く)です。
また、メールにてお問合せも可能ですので、電話時間外で質問を投げておきたい際に役立ちます。
デメリット
データ利用残量の確認ができない
現時点ではデータ使用分とデータ残量の確認ができません。特に容量の少ないデータプランを購入した方にとっては、現地で急にインターネット接続が切れる可能性があり不安が残ります。ご自身の利用目的に沿ったデータプランから少し多めのプランを購入することで、突然のデータ切れを防ぐことができます。
今後データ残量の確認が取れるよう準備されているようなので、期待して待ちましょう。
データ追加購入ができない
こちらも現時点ではデータ切れを起こした際に追加購入ができません。1からeSIMの購入手続きを行わなければならず、上記のとおりデータ残量の確認が取れない以上データ残量が0になった際に、とっさの追加ができないのは不便です。
せめてデータ残量さえ確認できれば事前準備ができるのですが…
こちらも今後に期待です。

とはいえGlocal eSIMの強みは新たにリニューアルされた無制限プランにあります。無制限プランの場合はデータ容量確認は必要ないでしょう。
Saily

購入金額 | ★★★★★ネットを頻繁に利用しない方にはコスパ抜群 |
eSIM対応国の数 | ★★★150ヵ国以上で利用可能 |
データプランの種類 | ★★★★1GB/3GB/5GB/10GB/20GBの5種類 |
接続時の快適性 | ★★★★★高いセキュリティシステムが魅力 |
設定の難易度 | ★★★お客様サポートが基本的に英語 |
アメリカに拠点がある「Nord Security」から発表されたeSIMになります。Nord Securityはセキュリティソフトウェアの開発及び販売を行っている会社であり、eSIMにおいても高いセキュリティ能力が期待できる商品となっております。
メリット
購入金額が安い
利用状況次第では他社のeSIMよりも安く購入することができます。
中国eSIM価格表
データプラン | 金額 |
---|---|
7日間1GBプラン | $4.49 |
30日間3GBプラン | $10.99 |
30日間5GBプラン | $15.99 |
30日間10GBプラン | $26.99 |
30日間20GBプラン | $47.99 |
注意していただきたいのはSailyのeSIMは1日ごとに利用できるデータ容量が設定されておらず、プランで設定されている日数内で決められたデータ容量が利用できるようになっています。
つまり、上記の7日間1GBプランの場合は7日間で使える総データ容量は1GBということになります。
また、プッシュ通知を有効にすることによって、利用中のデータプランが80%消費された際に、通知が届くようになっています。これによりデータ管理が簡単になり、とっさのデータ不足に陥る心配がありません。
もし旅行途中でデータ不足に陥ってしまった場合も追加購入できるので安心です。

基本的には長期滞在かつあまりインターネットを使用しない方向けのeSIMとなっております。長期プランになるほどお得な価格で購入できます。
安心のセキュリティ能力
SailyのeSIMは世界でも人気の高いデジタルプライバシーツール「NordVPN」を手掛けたNORD SECURITYによって開発されています。様々な条件の中でインターネットを利用するにあたり、ウイルス等目に見えない危険から守ってくれます。
SailyのeSIMは旅先において、安全かつ信頼性の高いインターネット接続を提供してくれることでしょう。
万が一アクティベートできなかった場合は返金対象
Sailyでは万が一購入したeSIMが現地でアクティベート(有効化)できなかった場合は、購入金額を返金してもらえる制度があります。
通常eSIM対応スマートフォンでSIMフリーの有効化が済んでいる場合、設定を間違えない限りは現地でインターネット利用が可能ですが、旅にトラブルはつきもの。万が一接続できなかったとしても返金の対象となるのでありがたい制度です。

実はその他多くのeSIMの場合、eSIMダウンロード後の返金は対象外の場合が多いため、この制度はたいへん珍しいです。
24時間年中無休のチャットサポート
24時間いつでも対応してくれるチャットサポートがあります。eSIM全般や現地インターネット接続までの設定方法など気軽に質問できるので、心強いサポートとなっております。
しかしこちらのチャットは英語での対応となってしまいますので、英語が苦手な方には少々使いづらいサービスとなっています。
Sailyは最近になって日本語でのサービス対応が始まり、データプランの購入などは日本語で進めることが可能となりました。しかし要所で不自然な訳になっていたり、「ヘルプ」欄のよくある質問(FAQ)がすべて英語で表記されていたり、英語が理解できないと不便な一面もあります。
この辺りは将来的に改良していってほしい点ではあります。
SailyアプリインストールでeSIM管理がスムーズに
アプリをインストールすることによって、eSIMの管理・設定が便利になりますので、Sailyを利用予定の方はアプリダウンロードをおススメいたします。
上記でお伝えしました24時間チャットサポートも、こちらのアプリからチャットができるようになっています。
デメリット
ページによっては英語表記になる
最近になって日本語表記に対応し始めていますので、eSIM購入に関しては英語が苦手な方も購入できると思います。
しかしすべてのページが完全日本語対応というわけではなく、一部英語のみのページも存在します。「よくある質問」や「チャットサービス」においては英語対応なので、困ったことがあった際に英語が苦手な方は苦労するかもしれません。
逆にある程度英語が理解できる場合は、問題が発生した際にもチャットサービスで手軽に質問できますので、料金のコスパが良いSailyはとてもおススメできるeSIMとなっています。
データプランにデータ無制限プランがない
Sailyのデータプランは他社のeSIMプランと比べ特殊になっているため、無制限/日プランというものが存在しません。20GBのプランが最大となっておりますので、仮にこれ以上のデータ量が必要になってくる場合は追加でデータ購入しなければなりません。
追加データの購入はアプリで簡単にできますので、不足するであろうデータ量を購入することによって、無駄なく節約しながら利用することができます。

すこし尖った性能であるSailyは、セキュリティシステムを重視する1ヵ月以内の出張サラリーマンにおすすめできるeSIMです。
まとめ:各eSIMの強みについて
最後に今まで解説してきたeSIMの特徴をまとめています。
world eSIM

TRAVeSIM

VOYAGEESIM
海外旅行者向けeSIMなら VOYAGEESIM
Glocal eSIM
海外旅行にいくなら【Glocal eSIM】
Saily
【Saily】
いかがだったでしょうか。皆さんもご自身に合ったeSIMを見つけ素敵な海外旅行にしてくださいね。
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